「日本人は男でも大豆食品を食べるから目が丸くて女性らしい顔になる」という話しを聞いたことがあります。
実際科学的にみても、大豆に含まれるイソフラボンの化学構造はエストロゲン(女性ホルモン)に類似していて、体内ではエストロゲンと同じように作用することが分かっています。
またそれと関連してか、大豆を食べると生理前のイライラや頭痛などの症状が緩和されていると言われているとか。
そこで今回は、ホルモンバランスと生理前の症状の関連性と、大豆で生理前の症状が緩和されるのか?をまとめます。
ホルモンバランスと生理前の症状は関係がある?
ホルモンバランスと生理前の症状についての関係性ですが、今の段階では明確に証明されていないそうです。
そもそも女性の体内では、卵胞期、排卵期、黄体期と周期を繰り返して赤ちゃんを産むための準備を日々行っています。
そして、この過程でのホルモン分泌量はそれぞれ違うそうです。
例えば、卵胞期のエストロゲン分泌量は比較的少ないですが、排卵期に向かい徐々に上昇していきます。
排卵期を向かえれば分泌量の下降が始まり、排卵期終末まで下降し続けます。
その後の黄体期では分泌量は比較的大きいままで徐々に下降していきます。
このように、エストロゲンだけではなくあらゆるホルモンのバランスは一定ではないことが分かります。
このことから、生理前のイライラする気分などの症状と、ホルモンバランスの関係性はまだ解明されていない部分が多いそうです。
大豆で生理前の症状が緩和される?
そこで今回注目した大豆ですが、摂取することで生理前の症状が緩和されるという研究結果が出ています。
まだ、生理前の症状とホルモンバランスとの関係性は明らかになっていないので明確ではありませんが、かなり有力な研究結果とされています。
この研究によると、イソフラボン(大豆に含まれています)を一日に40mgずつ摂取し続けたグループでは、何も摂取しなかたグループに比べて頭痛などの身体症状の緩和が著しく認められたそうです。
ちなみにある調査によると、生理前のイライラといった精神状態の症状が重い人ほど、頭痛などの身体症状も重いことが認められています。
生理前のイライラに大豆が効く
つまり、イソフラボンを含有する大豆製品を適量食べることで、生理前の症状を緩和できる可能性は大いにあると証明されたということです。
「生理前でイライラする」「頭痛がひどい」といった人は、豆腐や納豆などの大豆製品を食べてみるといいかもしれませんね。
個人差もあるとは思いますが、あの辛い症状が緩和されるかもしれませんよ。
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