東京都知事を辞めさせるたに有効な2つの方法

2017.9.9 追記
本記事は、舛添前都知事に関する内容になります。しかしながら、現職の東京都知事を辞職さたい場合でも有効な手段です。

舛添都知事の金使いが大きな問題となっていますね。石原氏や猪瀬氏の時もアンチがひどかった記憶もありますが、舛添氏は全国民を敵に回した形となっています。

東京都知事の任期は4年

まず、ふと湧いた疑問が「舛添都知事はいつまで東京都知事を務めるのか？」ということです。調べたところ、都知事の任期は4年だそうです。舛添知事は2014年2月に就任したので、2018年2月までが任期となります。

ただ、前々都知事の石原氏や、前都知事の猪瀬氏は任期を満了していません。石原氏は国会議員になるために辞職し、猪瀬氏は5,000万円の賄賂（わいろ）が辞職のきっかけでした。ですので、今回の件で舛添都知事が任期満了前に辞任することも十分に考えられます。

舛添都知事の横暴な金遣いまとめ

舛添都知事はこれほどまで叩かれる理由は、彼の横暴な金使いが原因。中でも「パリ・ロンドン出張経費」は、大きな話題となりました（悪い意味で）。

パリ・ロンドン出張経費

舛添都知事を始め、一団の視察プランにはイギリスのロンドン市長も唖然。

最近では、公用車で別荘の湯河原に毎週通っていることが、内部告発によって明らかになりました。1往復8万円ほど、計49回通っていたとのことで推定400万円もの公費になるそうです。

「静かで仕事に集中できる」とか「自宅の風呂が狭い」と呆れた理由を述べて、火に油を注ぎ大炎上しています。

この他にも、舛添都知事の金使いは問題となっています。詳しくは東京都議会議員のおときた駿氏のブログを見てください。

タイミングも最悪

2020年には世界的イベントの東京オリンピックを控えています。舛添都知事の任期は2018年までなので、おそらく開催時に関係ない人間でしょう。

しかし、このタイミングで「金遣いの荒い日本の知事」と、全世界から注目を浴びていいものでしょうか？新国立競技場の建設問題では「東京都の金なんだからちゃんとやってもらいたい」と豪語していましたが、ちゃんとやってもらいたのは貴方の方です。

また、依然として東日本大震災の復興が遅れており、今もなお、仮設住宅で暮らしている方々も大勢おられます。

さらに、2016年4月に起きた熊本と大分の大地震。現地では被災した方々がギリギリの生活を送っています。

連日報道される被災地のニュースと合わせて「舛添都知事は400万円を使って湯河原でリラックス」ですよ。これは不謹慎といった次元の話ではなく、即解任が妥当でしょう。

東京都知事を辞めさせる方法

舛添都知事の任期は2018年までと述べましたが、もっと早く彼を辞めさせる方法があります。それが次の2つの方法。

1. 議会が知事を不信任議決する方法

都議会と都知事は独立の立場で均衡をとりながら都政を運営していきますが、両者の間の対立が激しくなったとき、最終的に解決する方法として、議会は知事を不信任することができます。

この不信任議決があった場合、知事に与えられた対抗手段は、その通知を受けた日から10日以内に議会を解散することです。

解散しなかった場合は、知事はその職を失います。

参照リンク：東京都議会 知事への不信任議決権

つまり、東京都議会議員による不信任で都知事を辞めさせるといった方法です。不信任議決となった場合、都知事はそのまま辞めるか、議会を解散し再び選挙となるかのどちらです。

都知事よりも身近な存在の都議会議員に呼びかける事で、舛添都知事を早急に解任することができそうです。

2. 東京都知事リコール

リコールとは、公職者を有権者の請求によって満了前に解職する手続きのことです。有権者の3分の1以上の署名が集まれば、60日以内に解職の是非を問う住民投票が行われ、過半数の賛成で解職請求が成立する仕組みです。

ただし特例もあり、人口1,000万人を超える東京都は150万人分の署名があれば受理され、住民投票が開始されます。舛添都知事リコール運動は就任時より既に始まっていますが、今回の一件で加速しそうですね。

まとめ

私は千葉県民なので直接的には関係ありませんが、以前は都内に住んでいましたし、都内に親族や友人もいます。ですので、舛添都知事のやり方には納得いきませんし、早急に辞任していただきたい。

待機児童問題、介護離職、復興支援、東京オリンピック・パラリンピックと、財源が必要なところは他にも沢山あります。

消費税を上げてまで何とかしようとしているなか、任期から2年で億単位の無駄金を使うこの人はやっぱりおかしい。

投票した東京都民がどうこうではなく、今はこの人をいかに早く辞めさせるかを考えるべきではないでしょうか？