各ページごとに最適なメタディスクリプション(meta description)を考えるのはとても大変です。とくに数百ページにおよぶビックサイトとなると気が遠くなりますよね。
普通のWEB制作会社ではページのテキスト量を考えて、キーワード出現率を割り出して、メタを最適化するといったそこまでのサービスはやっておりず、内部対策などのSEO考えるのであればSEO業者に依頼するのが自然です。
ですが、個人でやっているホームページやブログではそこまでの費用が掛けられません。
かといって、プロのSEO業者に対抗して勝てるはずもない。SEO内部対策でマーケティングを考えている人なら必ず抱える悩みの一つかもしれません。
私自身も、コピーライティングなどの文章作成がとても苦手で、なにかいい方法があればと思いながらメタディスクリプションと決闘していました。
複数ページに共通のメタディスクリプションはSEO評価を著しく下げる
よくあるのが、企業ページのTOPページに入れるメタディスクリプションに力を入れて渾身のページ説明文を作ったはいいが、その気合いが他の下層ページに続かない。
なので、TOPページのメタディスクリプションをコピペで下層に貼り付けていく。
これは、SEOにとってとてもよくありません。本来、メタディスクリプションはそのページの説明文としてユーザーが検索結果に一覧に表示されるタイトルと一緒に参考にする文章です。
それがページを見てみると文章と違った内容、求めている情報がないという状態になります。
そうなると、直帰率が高くなるだけでなくユーザーからのサイト全体信頼性も失われ、コンバージョン率も落ちると考えた方がいいでしょう。
Googleは自動で最適なメタディスクリプションを生成してくれていた
そんな中、最近話題になった「Googleがページ内の文章を読み取ってメタディスクリプションを生成してくれる」です。
とくにブロガーなどの頻繁に更新して、なおかつSEOも考慮したい人にはうってつけな情報だったと思います。
Googleの検索エンジンの知能も高くなっているので、検索結果に表示されるページ説明文(メタディスクリプション)はページの主要なキーワードを抜粋した文章が表示されるようになっているみたいです。
されど甘んずることなかれSEO内部対策
そんなこともあり、メタディスクリプションが空だとGoogleがページの中から最適な文章を抜粋してくれるので「面倒だし別に空でもいいか」と考えてしまうWEB担当者も多いかと思います。
しかし、Googleが必ずしも最適な文章を抜粋するとは限りません。このページが何について書かれているかを総称的に考えて、文章が適しているかを判断します。
ヘッダーやサイドナビやフッターにあるテキストなど、どうでもいい文章が抜粋されることも珍しくありません。事実、そういった共通パーツには主要キーワードがふんだんに使われています。
考えないでいい最適なメタディスクリプション
そこでおすすめな方法は、抜粋してほしい箇所の文章をメタディスクリプションにいれる。つまり、Googleが変な文章を抜粋しないようにこちらが指定する。とても単純ですよね。
でも、それでいいんです。Googleがやる作業を事前にやっておく的な考えで。Googleは「メタディスクリプションが空でも構わない」と言っていますが、それは「しかないから代わりに選んで入れておくよ」ということ。
Googleの検索エンジンの仕事を減らしてあげるつもりでやりましょう。
メタディスクリプションを空にしてはいけない本当の理由
以前の「公開後のWEBサイト向け!SEOに効果的な4つの内部対策」で、Googleはメタキーワードを無視しているとご紹介しましたがそれと同じです。
何も入れないことでソースコードの評価を著しく下げているのです。ページの内容とメタに書かれた内容が一致して初めて評価されます。
メタはソースのhead(ヘッド)つまり頭の部分で、内容より初めに読み取られる大切な項目です。
マークアップの点数評価も、メタ付与される点数は高得点が多いのでその重要性を語っています。
SEO内部対策といったら、どうしても本文のh1などの見出し・スパム対策・テキスト量などに意識が行ってしまいますが、メタもそれと同等に重要なSEO内部対策項目でもあるのです。
一緒に覚えておくといいこと
タイトルの文字数は32文字以内、メタディスクリプションの文字数は120文字以内にします。
タイトルが長すぎるということは、キーワードを詰め過ぎているかキーワードに適さないような長い単語を選んでいると言うこと。そもそも長い文章って読みたくないですよね。
メタディスクリプションは120文字以内でないと、検索結果で表示された時最後の文章が「…」となりとても不恰好。リテラシーの高いユーザーには、上手く文章がまとめられない人が作ったサイトだなと思われたり。
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