「パートナーに浮気をされているかもしれない」と思うと、人は普通ではいられなくなります。悲しみや怒り、戸惑いなどさまざまな感情が湧いてくるでしょう。
パートナーの浮気や不倫を決定的なものとするためには、探偵事務所などに浮気調査を依頼し、証拠を掴んでもらうしかありません。さまざまな感情が襲ってきたとしても、探偵事務所の相談員やカウンセラーとのやりとりは冷静にこなすことが求められます。もし冷静さを失ってしまえば、悪徳探偵社に騙されてしまうかもしれませんし、意味のない無駄な調査を依頼する可能性も出てきてしまうでしょう。
探偵事務所に浮気調査の相談をしたりカウンセリングを受ける時に、絶対に聞いておくべき幾つかのこと。それを、できるだけ冷静になりながら相談員やカウンセラーなどに投げかけ、依頼する探偵事務所の選択などに役立てるようにしましょう。
浮気調査にかかる合計料金と内訳の詳細
探偵事務所のほとんどは、無料で相談を受け付けてくれています。何度でも無料で相談できるところばかりなので、遠慮なく納得するまで相談しましょう。
そんな中で絶対に聞いておくべきことの一つが、浮気調査にかかる料金と、その内訳です。料金に関しては、必ず合計を聞いておくこと。
探偵事務所によっては、「調査がどのように進むかはわからないので、調査が終わってからでなければ合計金額は出せない」と言ってくることがあります。そんなところと契約をしてしまうと、追加料金がどんな高額であっても拒否できなくなるのでとても危険。契約前の段階で最終的な合計金額を堂々と提示してくれる探偵事務所を選びましょう。
内訳を尋ねるのは、「なぜその調査料金が導き出されたのか」を知るためです。普通の人は、浮気や不倫の調査にどの程度の費用がかかるのかは想像もつきません。探偵事務所によっても差があるわけですし、一般人がその全てを把握するのは不可能です。
浮気調査料金の内訳を尋ね、それに細かく答えてくれる探偵事務所は信頼できます。何よりも、依頼する側もその料金に納得することができるでしょう。
他の探偵事務所よりも若干調査料金が高かったとしても、その内訳が明確であり納得できるものであれば、信頼を持って調査を依頼できるはず。探偵の業界にも「安かろう悪かろう」がないわけではありませんから、料金のみで依頼する探偵事務所を選ぶのは避け、内訳も含めて対応の良さや内容で選ぶことをお勧めします。
割引や値引きに対応可能かどうか
無料相談やカウンセリングでは、上で示したような調査料金に関する話が必ず出てきます。「お金の話」を無視して物事を進めていくことはできません。
依頼者はできれば安く済ませたいと誰もが思っているはず。できれば安く済ませられるよう、相談時やカウンセリング時には、調査料金の割引や値引きに対応してくれるかどうかを尋ねてみましょう。
一種の交渉のようなものです。例えば、「この程度しか用意できないが、対応してもらえるか」などと予算を提示し値引きをお願いする形が分かりやすいかもしれません。探偵事務所側も、少し値引きする程度で契約してくれるならそれに応じても構わないという考えを持っているところが多いため、「予算以上は無理」と言えば値引きに応じてくれる可能性が高いはずです。絶対ではありませんが、相談時に尋ねてみる価値はあるでしょう。
こうした質問や交渉は冷静でなければできません。浮気されているかもしれないという思いによって怒りや戸惑いなどの感情が湧き出し冷静さを失ったままカウンセリングを受ければ、相手の言い値で契約してしまう恐れがあります。少しでも冷静になり、すべき交渉はしっかりとしておく、これが浮気の証拠をできるだけ安く手に入れるために必要なことなのです。
正式な依頼や契約前にしておくべきことを聞く
探偵事務所の相談員やカウンセラーに対して、「何かしておくべきことはありますか」と聞いてみましょう。これは、依頼者の多くが質問するようなことではありません。しかし、これを聞いておくことで探偵事務所の性質や誠実さ、信頼度というものがわかるはずです。
相談やカウンセリングの時点では、おそらく契約をしていないはず。その契約前に「何かしておくべきことはあるか」と聞くと、大きく2つの返事が返ってくると考えられます。1つは、「下調べをできるだけしておきましょう」という返事。もう1つは、「特に何もない」という返事。
下調べをできるだけするように促す探偵事務所は良心的であると判断できるでしょう。探偵事務所は調査時間が長くなるほど利益が出るため、依頼者の綿密な下調べによって浮気相手や浮気をしている場所、曜日、時間帯などがわかってしまうと、時間をかけずに証拠を押さえやすくなってしまいます。つまり、中途半端な下調べの方が探偵事務所側にとっては利益につながりやすいのです。
にもかかわらず、「契約前に下調べを徹底的にしておいてください」と言ってくるのであれば、社の利益よりも依頼者の経済面に配慮し、証拠獲得までの期間短縮を優先していると考えられるため、とても信頼度の高い探偵事務所であると言えます。
もちろん、下調べによって精神的苦痛を味わうことになったり、あるいは浮気調査に支障が出るケースも少なくないため、その点に配慮して「下調べはほどほどに」と言ってくる探偵事務所もあるかもしれませんが、少なくともすぐに契約を迫るようなところには浮気調査は依頼しない方がいいでしょう。
成功報酬型の探偵社に聞いておくべきこと
相談している探偵事務所が成功報酬型の料金システムを採用しているのであれば、「どんな結果が出れば成功なのか」について確認しておきましょう。
浮気や不倫の証拠を取ることが成功と考えるところがある一方で、「浮気の証拠は得られなかった」ことでも成功とするところも少なくありません。浮気調査の成功や失敗の定義をカウンセリングの時点で明確にしておかないと、後で大きな損にも繋がりかねないでしょう。
成功報酬型と言っても、探偵事務所が変わればそのシステムも変わってきます。調査が失敗に終わっても調査費用は請求する、そんな探偵社もありますし、調査が失敗に終われば1円の請求もしないという探偵社もあるのです。
そうした点も含め、「成功報酬型の詳細を教えてください」と、しつこいくらいに尋ねておくことをお勧めします。
不安な点や疑問点はとにかく何でも聞いておく
契約書を見て、あるいは見積もりを見て、その前に相談員やカウンセラーの話を聞いて、少しでも不安な点や疑問点が出てきたら、とにかく何でも聞いておいてください。すべて尋ねておきましょう。
不安な点や疑問点を残したまま契約するのは絶対にNG。些細なことでもいいですし、「こんなことを聞いたらバカだと思われるのではないか、失礼なのではないか」などといった感情も一切無視して、とにかく何でも聞いておくことです。
親切で依頼者思いの探偵事務所であれば、嫌な顔一つせずに、すべての質問に答えてくれます。そういうところを選んで依頼をすれば失敗をすることもありませんし、何よりも最良の結果を得ることができるでしょう。
記事のコメント