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「ジェイソン流お金の増やし方」を参考にどういった投資がおすすめか考えてみる

「ジェイソン流お金の増やし方」を参考にどういった投資がおすすめか考えてみる
※本記事はプロモーションが含まれています

「ジェイソン流お金の増やし方」を実際に読んでみて、学んだこと、参考になったことをまとめます。そのれを踏まえて、自分にはどういった投資があっているのか?おすすめか?を考えてみました。

作品内容

芸人でもある厚切りジェイソンによる、初のお金に関する書籍。
これだけやれば貯まるのに…Why Japanese people!? どうしてお金が貯まらないの! ?
どうやったらお金を増やすことができるのかに悩む人々へ送る、簡単にできる、節約、資産を増やす方法、投資まで…お金を増やすため、延いては人生を豊かにするためのヒントが満載。

CHAPTER.1
「Why!? お金を増やしたいのにどうしてなにもしないの?」
CHAPTER.2
「お金を増やすための最初の第一歩は支出を減らす」
CHAPTER.3
「ジェイソン流、お金を増やす10の方法」
CHAPTER.4
「資産形成は自分の人生を手に入れる手段」
<コラム>
・「良い借金」と「悪い借金」など

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アメリカと日本の投資に対する感覚の違い

日本は公的補助(国民健康保険、国民年金)があるため、自ら老後の資金や治療費を貯める、増やすという意識が低い。一方で、アメリカは日本のような充実した公的補助がないので、お金を増やす手段として投資が一般的に行われている。

日本人は「投資=ギャンブル、損するかもしれない」という考えだけど、ジェイソン的には「投資をやらないのは『Opportunity cost(選択しなかったことで、失った価値)」だ。

日本人の金融資産の割合は、銀行預金が50%以上、株式や投資信託は合わせても15%未満。一方でアメリカ人の金融資産の割合は、株式や投資信託が40%以上、銀行預金が15%未満と真逆。

72の法則

72÷2倍になるまでの年数=金利(%)

何年までに元金を2倍にするには何%で運用すれば良いかの目安。

銀行預金の場合:72÷72000年=0.001%
投資の場合:72÷40年=1.8%

目指すべきFIRE(経済的自立と早期リタイア)

まず目指すべきFIREとは「資産運用で得られる不労所得で生活費がまかなえる状態」のこと。

FIREに必要な資産は「年間支出の25倍」で、これを「金利4%」で運用すると資産だけで生活費がまかなえる。年間支出が200万円なら5000万円でFIRE可能ということ。

ただし、FIREしても仕事は続けるべき。コロナのように予期せぬ事態も起きる。あとは、資産に余裕ができれば、仕事が選べる。精神的にも楽になる。人生がもっと豊かになる。

お金を増やす3つのポイント

  • 支出を減らす
  • 投資する
  • 待つ

1番目の「支出を減らす」は単純。日々の無駄遣いを見直して、無くす。例えば、毎日300円のコーヒーを買ってる人。毎月9,000円。1年で108,000円。毎年10万円分を投資に回せる。

2番目の「投資する」は、インデックスファンド(投資信託)だけに投資し続ける。個別銘柄は買わない。

投資信託を運用するのはプロ中のプロ。素人が個別銘柄で利益を出すよりよっぽど確実。株価にヒヤヒヤしながらチャートに張り付く必要なし。ウォーレンバフェットもインデックスファンド(投資信託)を推してる。

長期的に安定して増え続ける投資がインデックスファンド(投資信託)。何も考えず、毎月の支出以外の残ったお金をインデックスファンド(投資信託)に回せばいいだけ。

3番目の「待つ」はとにかく売らないこと。投資信託は「金の卵を産むガチョウ」。途中で売ってしまうと複利が失われるため増え方が鈍化する。あとは手数料や税金でリターンが得られない。投資信託は万が一のための貯金。銀行預金より金利が良い貯金。売買で利益を出す投資じゃない。

投資信託の金利はキャピタルゲイン+インカムゲイン

  • キャピタルゲイン=売買で得られる利益
  • インカムゲイン=分配金で得られる利益

キャピタルゲイン+インカムゲインが投資信託の金利で考える。

分配金には利益が出た場合の「普通分配金(課税)」と、損失が出た場合の「特別分配金(非課税)」がある。

なお、分配金は必ず再投資すること。投資信託では分配金を「受取型」か「再投資型」で選べるけど、「再投資型」にすることで複利が得られ、結果、金利の最大化になる。

投資は複利で雪だるま式に増える

コーヒー代をケチって投資した10万円を金利5%で運用すると、1年で105,000円になる。105,000円をまた金利5%で1年運用すると11万円+250円(金利5%で得た5,000円の金利)になる。金利についた金利が「複利」。

複利の計算:n年後のお金=元金×(1+利回り)n

累乗の計算:https://keisan.casio.jp/exec/user/1325256498

この調子で10万円を金利5%で運用していくと、30年後には432,194円と1.7倍になる。

自らのスキルアップ・自己投資も大事

ジェイソンは働きながら夜間大学に通った。来日後も、働きながらビジネスコンペに参加した。同時に早稲田大学にも通った。

金融投資のリスクは避けるけど、自己投資はリスクをおかしても行うべき。それも若いうちに。20代と50代では全然違う。

投資信託と米国ETF(VTI)で米国株に投資しよう

ジェイソンは米国株の購入を推奨している。その理由は、身の回りの製品のほとんどがアメリカ企業のものだから。アメリカだけじゃなくて世界的なグローバル企業で、それだけでリスク分散されている。

あとは、アメリカ企業のトップの報酬は株価と連動しており、常に株価を第一に考えている。その点、日本企業のトップは報酬が低く、株価意識も低い。だから米国株に投資している。

そして何より、米株は暴落に強い。世界恐慌、ブラックマンデー、同時多発テロ、リーマンショックと、大きな暴落がありつつも、長期的には今も右肩上がり。

米国株に投資する方法は3つ。

  • 投資信託
  • 米国ETF(上場投資信託)
  • 個別株

ジェイソン流は投資信託とETFに投資。個別株は買わない。投資信託のメリットは、プロに運用を任せていること。自分より専門的知識のあるプロに。だから、毎日ニュースを見て、個別銘柄の株価を気にする必要がない。精神的にかなり楽。他のことに集中できる。

ジェイソンは米国ETFがメイン。とくに「VTI銘柄」がおすすめ。ドルでしか購入できないため為替手数料が掛かるけど、とにかく手数料が安い。

ポイント

裏技として、SBI証券だと為替手数料25銭だけど、住信SBIネット銀行でドルを買うと4銭。住信SBIネット銀行でドルを買って、SBI証券でVTIを買うとお得。

日本の投資信託にも米国ETFと似たようなパッケージ商品「楽天VTI」があるけど、米国ETFに比べると手数料が高い。本家が「個人→VTI」に対して、楽天VTIは「個人→楽天→VTI」と中間マージンがが発生している。

楽天VTI(投資信託)VTI(米国ETF)
取扱株非上場含む上場のみ
購入時手数料無料がほとんど掛かる
信託報酬高い(0.162%)安い(0.03%)
売却手数料掛かる掛かる
支払いドル(為替手数料あり)
売買1日1回取引期間中いつでも
注文方法注文の翌日に決まる指値や成行のリアルタイム
分配金の再投資自動再投資可能自分で再投資する

無駄なく米国株に投資したい人は、ちょっと面倒だけど米国ETFの「VTI」を。

円建てや自動引き落としで、気軽に無理なく米国株に投資したい人は投資信託の「楽天VTI」を。

ポイント

楽天証券なら楽天カードで投資信託の積立投資が可能。代行手数料年率0.4%(税込)未満なら0.5%、代行手数料年率0.4%(税込)以上なら1.0%のポイント還元。

楽天カード」で投信積立したときの還元率
 代行手数料年率0.4%(税込)未満代行手数料年率0.4%(税込)以上
楽天カード0.5%1.0%
楽天ゴールドカード0.75%1.0%
楽天プレミアムカード1.0%
楽天ブラックカード2.0%

ちなみに、つみたてNISAも楽天カード払いに対応している。

S&P500よりVTIの理由

「S&P500」は米国の主要な500銘柄パッケージ。一方のVTIは、米国上場4000銘柄で、S&P500の企業を含まれ、かつ、将来有望なベンチャーも含まれている。VTIの方が銘柄が多いから分散にもなるし、ベンチャーの成長性もある。

ただ「S&P500」も「VTI」も、構成の上位銘柄はほぼ同じ。業績の悪い企業は弾かれ、元気な企業が上位銘柄に入る。

中国やインドといった新興国株は?

今後、成長すると言われている中国やインドといった新興国株だけど、時価総額ランキングのほとんどがアメリカ企業。世界シェア44%。まだアメリカ1強がしばらく続く。

あとは中国のような政治的な乖離。チャイナショックのようなことが起きる。いくら企業が順調に成長してても、政府が締め付ければ株価は下がる。

インデックスファンドとアクティブファンド

投資信託もETFも「インデックスファンド」と「アクティブファンド」がある。

インデックスファインドは、株価指数に連動した運用を目指す商品。日経平均、NYダウ、S&P500とったベンチマークに近い値動きをする

アクティブファインドは、ベンチマークを上回る利益を出すために、プロが銘柄を選んで運用する。そのため、手数料が高い。

ジェイソンはインデックスファンドに投資している。アメリカ経済の将来性、コストが抑えられるし、リスクも減らせる。

投資信託はリスクの分散

100万円で個別株を買う場合、業績不振や不祥事などで資産が半減するリスクがある。でも、投資信託は複数の個別株がパッケージ化された商品だから、この時点でリスクの分散ができている。

ドルコスト平均法で投資する

資金100万円を1度に投資するより、例えば20万円を5回に分けて投資した方がリスク分散になる。これをドルコスト平均法という。

20万円で購入して翌月に半値に落ちても、同じ商品を10万円で購入できる。マイナスをカバーできる。

ドルコスト平均法は値動きチェックの必要もない。初心者は何も考えずにドルコスト平均法でコツコツ投資した方が良い。証券会社の自動積立を活用しよう。

3ヶ月分の現金を残してあとは投資

直近、3ヶ月分の現金預金は残しておいて、あとは投資に回す。コロナで株価は暴落したけど、3ヶ月で株価は回復した。リーマンショックの時も5年で回復した。暴落に慌てて保有株を売ってたら大損。待つことが大事で、待っている期間、生活できる現金預金も大事。

NISAとiDeCoも活用しよう

非課税のNISAとiDeCoを活用する。売却時の利益に税金が掛からないことはもちろん、分配金も非課税なので複利効果が大きい。

長期投資は今すぐはじめる

投資信託のような長期投資は、早い段階で投資をはじめた方がリターンが大きい。「買い時」を探るのではなく、「今すぐ、定期的に買い始める」が正解。

暗号資産は絶対に買わない

企業の業績や世間需要で価値が決まる株価と違って、暗号資産の価値を決めているのは投資家に思想。実態がないし、この先どうなるかも不透明。暗号資産の仕組みを活用したデジタル通貨が普及し始めたら、暗号資産の価値はどうなるか。

コモディティは長期投資に不向き

「金」「原油」「小麦」とったコモディティは、天候や災害、戦争や政治で値動きするから、株価のリスクヘッジ分散にもなる。コモディティはインフレにも強い。インフレ時には現金の価値が下がり、コモディティは上昇する。ただし、コモディティ自身は成長しないから、長期投資には不向き。

不動産投資もREITもイマイチ

日本でも家の価値がすぐに下がる。管理などの事務作業も必要になるので、時間と労力を費やすことになる。売りたい時にすぐ売れない、一部だけ売るとかもできない。焦って売ると買い叩かれる。とにかく流動性が低い。

REITは価値が上がりにくく、マイナスになる可能性もある。配当金は良いけど利益とのバランスでイマイチ。

住宅ローンは利用すべき

住宅ローンは金利1.0%でお金が借りられるので、確保できた手元の資金で投資信託を金利6%で運用できれば、総合的に5%の投資利益となる。最終的に家が手に入り、家の購入資金で投資をして利益も出る。

もう少し具体的な数字で説明すると、1,000万円、30年固定、金利1%の住宅ローンの返済は月33,000円、年間396,000円。投資で3.96%(税金込だと4.95%)の利益があればカバーできる。

また、都心などの場合、住宅を売ったときに購入額と同等以上であれば、家賃ゼロで住み続けられたということになる。

本を読み終えての感想&レビュー

投資をしたいけど、どうすれば良いか分からない人向けの本。個別株の売買で儲けたり、株主優待や配当といったことには全く触れておらず、あくまで「銀行貯金より金利が高い投資信託を活用しよう」といった内容。この本をおすすめしたい人は、

  • 投資初心者
  • 毎日株価をチェックしている暇はない
  • リターンは小さくていいから、リスクを避けたい
  • お金持ちではなく将来安定派

あと、新NISAと投資信託は相性がかなり良いとわかった。分配金は非課税で、新NISAは無期限とされているため、保有している限り大きな複利効果が得られる。ロールオーバー手続きの必要もない。新NISAでは「つみたて投資枠120万円」と「成長投資枠240万円」の年間360万円、合計1,800万円までを非課税で投資信託の購入が可能。

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