いよいよスノーシーズン。今年からスノボを始める方も多いと思います。でも、スノボ用品は何にも持っていない。そもそも何を揃えればいいのか分からない。そんな方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたに、今回はスノーボード初心者が買うべき物、必要な物、これがあるとかなり便利なグッズなどをご紹介します。
スノーボードウェア
一番初めに準備するのはスノーボードウェア。スノボ初心者にとってウェア選びは悩みどころ。「ウェアだけ派手で転びまくってるのはダサいかな?」「上手くなるまでは地味な格好にしよう…」そんな風に思っていませんか?
でもそんな心配は要りませんよ!スノーボードのオシャレに初心者も玄人もありません!個人のセンスが光るアピールの場です!上手い、下手関係なしに、ゲレンデであなたの個性を表現するためのマストアイテムです!
レンタルなんかしていたら、仕事場の作業着を私服にしているようなもの。必ずマイウェアは買ってからゲレンデデビューをしましょう。
さすがに私服やスキーウェアはNGですが、ド派手な蛍光色、ネルシャツタイプ、ツナギ、ベストなどなど、自分がカッコイイ&カワイイと思ったらそれが正解なんです!
初心者だからと遠慮せず、ガンガン個性を出して行きましょう!好きな格好で滑ることはモチベーションの維持もつながり、上達速度もアップします!
そんなスノーボードウェアでチェックするポイントは3つ。
耐水性と透湿性
寒いゲレンデとはいえ、スノーボードはスポーツです。夢中になって滑っているとすぐに汗をかきます。
一旦止まると汗は直ぐに冷えてとても寒くなるので、かいた汗を効率よく外に逃がす透湿性の高いウェアを選びます。透湿性の目安は最低5000gと表記されているものを選びましょう。
また、スノボ初心者はとにかくよく転び、その度に雪の上に座り込む思います。そうした時に重要なのが水をはじく耐水性。なのでパンツは必ず耐水性の高い物にしましょう。耐水性の目安は最低10000mmです。
サイズはワンザイズ大き目を選ぶ
初心者の中には、ウェアも私服のアウター感覚でジャストサイズを選ぶ人がいます。ですが、それだと絶対に後悔します。
その理由としては、ヒートテック、サポーター、スウェット、パーカーなどウェアの中に何枚も着込みます。下半身も同様に、サポーター、スウェットなどウェアの下には厚手のインナーを着るからです。また、スノボブーツやグローブを装着するので、ピチピチすぎるとかえって不恰好。
最近では身体のラインが出るスリムタイプのウェアが流行ってますが、あまりタイトすぎると逆に動きづらくなりますよ。
スノボウェアを選ぶ時のポイントは、たくさん着込んでも苦しくないようにジャストサイズよりちょい大きめです。ゲレンデでの自分の姿をイメージして決めましょう!
派手なくらいが丁度いい
ネットや店頭でウェアを見ていて「これは派手だな」と感じるかもしれませんが、ゲレンデだと派手くらいが丁度いい。意外とそれがしっくりきます。
というのも、周りがとにかく派手。逆に黒やグレーのような上下ともに暗い色の方が目立つくらい。
あと、ゲレンデでは仲間や友達とはぐれることも多々あるので、その時に目じるしとしてわかりやすい色や柄がおすすめです。
雪がウェアの中に入ってこないツナギタイプのものがありますが、トイレが大変で、ウェアのコーディネートの幅が狭まるのであまりオススメではありません。
また、ごく稀にスキーウェアを着ているスノーボーダーがいますが、絶対にやめましょう。とてもダサいです。
あと、スノーボードの激しい動きに合うように作られているのがスノーボードウェアなので、スキーウェアとは全くの別物だと考えた方がいいです。
お店で試着、ネットで購入
スノボウェアもネットで買ったほうが安いですが、店舗に行って実際に試着してから買うことをオススメします。身体に合ったサイズのものを選ぶことはもちろん、色や柄など実際に見てみないとわからないこともありますよ。
ヒートテックなどのインナーウェア
ゲレンデは極寒の冬山。特に止まっている時間がどうしても長くなりがちな初心者のうちは、ウェアの中に着るインナーに注意が必要です。
実際に調べたわけではありませんが、ほとんどのスノーボーダーやスキーヤーはユニクロのヒートテックを愛用しているはず。薄い肌着なのに抜群な保温性。厚着をする必要もなく、まさに体を動かすウィンタースポーツにぴったりなインナーです。
しかし、いざヒートテックを着てその上にスウェットを着ると意外と暑かったりもします。そもそも、ヒートテックは汗によって発熱する仕組みで、一度暑いと感じると、もうあとは体温が上がる一方。寒いはずのゲレンデが、なぜか一人サウナ状態なんてこともあります。
ですので、もともと汗をかきやすい体質の方は逆にヒートテックを着ない方がいいという場合もあるんです。
あとは、同じ格好をでも吹雪の時とピーカン(快晴)の時では体温も変化します。ですので、気温や天候によってインナーウェアも柔軟に変えるようにするといいでしょう。
スノーボード用靴下
女性の方なら分かると思いますが、つま先の冷えってかなり辛いですよね。全てにおいて集中できなくなっちゃいます。ですが、当然ゲレンデではもっと冷えます。だから普段はくような靴下で滑ることは止めましょう。途中で絶対に後悔することになりますよ。
辛い以外の足が冷えるリスクとしては、冷えている状態の関節は痛めやすく、捻挫や骨折といった怪我を引き起こしやすくなっています。さらには、ほとんど感覚がないので知らないうちに凍傷になってしまったという方も多いようです。
ブーツやバインディングで足が固定されるスノーボードですが、予想以上につま先や足首に負担もかかっています。寒さによって疲労も貯まりやすくなっていますので、ケガには要注意しなければいけません。
少しでもケガのリスクを減らす為に、厚手のスノーボード用靴下を必ず購入しておきましょう。またスノーボード靴下はそこまで高い物ではないので、2着ほど用意して休憩時間に履き替えるのもオススメです。
グローブ
最近ゲレンデで見かけるグローブをしていない初心者ボーダー。ただ単に忘れただけかもしれませんし、「転ばなければいいだけの話し」や「ウェアの袖に手をすっぽり埋めてしまえば問題ない」といった考えなのかもしれませんが、怪我防止にもつながるのでスノーボードをするなら絶対にグローブは装着しましょう。
一瞬のためらいが大ケガの原因に
冷たい雪の上。頭では分かっていても、グローブをしていないので雪面に手を付けることに必ず一瞬のためらいが出ます。そんな状態で転ぶと、肘や肩など思わぬ部分を強打して大怪我にもなりかねません。
いくら滑りに自信があっても、他のボーダーやスキーヤーが原因で転倒することも十分にあり得ます。そういった時にちゃんと雪面に手がつけられ、しっかり受け身がとれる万全な状態で滑るためにもグローブは必要不可欠です。
スキー用のグローブでもOK?
スキー用のグローブはストックが握りやすい構造になっており雪面に手をつくことを想定して作られていません。用途がスノーボードなら必ずスノーボード用のグローブを購入しましょう。
パイプグローブと普通のグローブの違いは?
スノーボード用のグローブを探している方は、パイプグローブという種類があることをご存知でしょうか。パイプグローブは、ハーフパイプやパークでのグラブ動作に特化したグラブで、角や板をしっかり掴むことができます。素手に近い感覚で装着できるため、グラブの動作がスムーズになるという利点があります。ただし、非常に薄く、すぐに濡れてしまうというデメリットもあります。初心者の方は、雪の上に手をつくことが多いため、普通のグローブを選ぶことをおすすめします。
スノーボード用のグローブを選ぶ基準は?
スノーボードをする際には、ウェアと同様にグローブも耐水性が高いものを選びましょう。また、初心者の方はよく転ぶため、できるだけ厚手のグローブを選ぶことが大切です。特に固いアイスバーンで手をついた場合、手を傷めてしまうことがあるため、注意が必要です。
スノーボード用のグローブには、安いものから高いものまで様々な種類があります。初心者の方は、VAXPOT(バックスポット)などの安いメーカーのグローブで十分です。また、スノーボードグローブはすぐにボロボロになったり臭くなったりするため、毎シーズン買い換える人も多いです。そのため、今シーズンいっぱいという前提で安価なグローブを選ぶと良いでしょう。
ビーニー(ニット帽)
ビーニー(ニット帽)はおしゃれアイテムとしてではなく、ちゃんと頭部を保護してくれる大切な装備です。
「ウェアにフードが付いているからいらない」なんて人もいますが、有るか無いかでは安全性も防寒性もかなり違ってきます。
ウェアと合わせておしゃれの観点で選んでしまいがちですが、厚手で転んでも取れないピッタリなサイズのものを選びましょう。
キッカーでのジャンプやパークはやらない人ならヘルメットは不要ですが、あるに越したことはありません。
最近はニット帽のようなヘルメットもあるので、おしゃれと安全性を両立したい人にはおすすめです。頭部のケガがスノーボードで一番怖い事をしっかり認識しておきましょう。
ネックウォーマー・フェイスマスク
ウェアだけでは首元が寒いのでネックウォーマーかフェイスマスクも必需品です。理想的なイメージは、目だけ出してあとは全て覆う。
氷点下のゲレンデ、ある程度のスピードで滑っていると、体感温度は鼻毛が一瞬で凍るほど。フェイスマスクは個性的なものが多いので、自分が気に入ったものを選びましょう。
ゴーグル
ゴーグルの最大の敵は曇りです。シングルレンズとダブルレンズがありますが、曇りにくいダブルレンズを選びましょう。
さらにベンチレーション(通気口)もしっかり機能するものが良いでしょう。ヘルメットに対応したゴーグルや、メガネの人用に少し奥行と幅があるゴーグルもあるので自分に合ったものを選びます。
ちなみにゴーグルは「晴れてれば不要」というわけではありません。快晴の時こそ必要だったりします。
雪の純白が日光を反射して何倍もの紫外線(UV)を目に浴びせます。冬なのにスノーボードに行ったら、目の周りだけがヒリヒリしているのは日焼けをしているからです。ちゃんと紫外線(UV)をカットしましょう。
ゴーグルは好みで選んでしまいがちですが、レンズの色にはそれぞれ適したコンディションやシチュエーションがあります。
オレンジ色のレンズ
晴れ、曇り、雪のどれでも対応できるオールランド。見た目が少しダサいですが、機能で選ぶならこれです。ピンクやイエローも同じようオールラウンドです。
ミラー・グレー(黒)レンズ
快晴専用。サングラスを同じ役割で眩しさを軽減します。見た目がカッコよくてこのタイプを選びがちですが、吹雪の時はほとんど見えなくなるので、あまりおすすめはしません。
レインボーカラーのレンズ
オレンジのオールランド性とミラーのカッコよさを少しずつ兼ね備えたタイプ。私自身もこれを利用しています。
レインボーレンズはスキーヤーに多そうなイメージで初めは抵抗がありましたが、意外と使っているボーダーも多くて今はこのタイプが一番人気です。
プロテクター
昔はそこまで注目されていませんでしたが、最近は保温性、伸縮性、保護性にすぐれたプロテクターも増えてきました。スウェットの代わりに上下プロテクターという人も少なくありません。
初心者に多い座り込みやヒザ立ちの時に、こうしたプロテクターがあると雪面の冷たさがかなり和らぎます。
身体は体温が低い時ほど、ケガをするリスクが高まります。保温と保護を意識してプロテクターも用意しておきましょう。
パスケース
最近は袖などにパスケースが一体化しているウェアもありますが、パスケースがない場合は必ず用意しましょう。
リフト券をそのままポケットに入れていると、濡れてしまって破けたりします。そうなると最悪の場合せっかく買ったリフト券は無効になったりします。
また、財布代わりとしてもパスケースは使えます。お昼や休憩の時のための小銭やお札などを入れておく事も想定して、防水の物を選ぶといでしょう。
スマホ防水ケース
ゲレンデでもスマホを手放したくないという方は、必ずスマホを防水ケースに入れてからポケットにしまいましょう。
耐水性の高いウェアとはいえ、そのまま入れると結構水滴が付きます。
また、転んだ時に落ち所が悪くスマホが破損することもあります。防水・防塵の為にも、スマホ用防水ケースはマストアイテムです。
最初の1回目はレンタル、2回目も行きたいと思ったら買うべし
以上が初心者ボーダーが最低限揃えておきたいスノーボードグッズです。意外と結構ありますよね。全部買おうとすると最低でも2万円前後になるかと思います。
初めは高いメーカの物を買う必要はありません。実際にスノーボードをやってみて自分には合わないと感じる人もいるでしょう。
必要な物はすべて購入した方がレンタルの時間節約ができたり、自分だけのギアに愛着が持てるのでオススメですが、まだスノーボードにハマるかわからないという状態で全部買うのはリスキー。スノーボード用品は決して安い買い物でもありませんからね。
なので、スノーボードを初めてやる1回は板もウェアも全てレンタルでOKです。2回目以降も滑りたい、またスノーボードに行きたいと思えば、おそらくスノーボードにハマったということになるので、一式買ってしまった方が結果的に安くなります。
板やウェアなど、自分なりのこだわりが必ず出てきます。その時に良い物を買いましょう。私自身も好みがコロコロ代わり、毎年スノーボード関連のものを何かしら購入しています。
スノーボードには何回か行ってるけど自分の板を持ってないという方は、せっかくなのでこの機会にレンタルではなく自分専用を用意してみてはいかがでしょうか?きっと楽しい時間になること間違いありませんよ!
記事のコメント
今年の冬はスノボでグラトリ!プロボーダーのこの俺様がグッツ,アイテム数カ所含む…でトリックします!!