2014年3月9日にフジテレビで放送された全力教室に算数塾講師の宮本哲也が特別講師として出演した。
その時の講義内容があまりにも素晴らしかったので、将来自分の子どもが生まれた時の参考として、忘れないようにとメモ代わりに書きます。
全力教室とは?
フジテレビ系列で放送されていた教育バラエティ番組で、あらゆるジャンルのスペシャリストが講師として招かれ、タレントや一般人を生徒とし授業を行う番組。
カツラを外したIKKOが生徒にブチ切れたり、ビッグダディの元妻である美奈子が逆に生徒にブチ切れられたりと、何かと話題になった番組。
自分的なはかなり面白かった番組でしたが、現在は放送が終了しています。
算数塾講師の宮本哲也とは?
小学生を対象にした算数塾の講師で、入塾した生徒の80%近くが、都内の有名進学校である開成中学や麻布学園(麻布中学)などの難関中学校に合格している。カリスマ塾講師の一人として今まさに注目されている。
宮本流教育術
自分が嫌いだった親に今の自分はなってないか?
昔、自分が子どもの頃、親に言われて嫌だなと感じた事を、今、親になった自分が子どもに言ってはいないか?
頭ごなしに「勉強しなさい!」と言うのではなく、どういう言い回しをすれば自らやる気になってくれるかを考える。
決して子どもを甘やかすという意味ではなく、過去の自分の経験を活かした教育を心掛けることが大切。
自分のエゴを子どもに押し付けていないか?
「自分がサッカー好きだから、子どもには絶対にサッカーやらせたい」
「モデルやタレントとして、かつて自分が憧れた芸能界を目指す」
「将来困らないように、一流大学を目指して毎日勉強させる」
これらは本当に子ども自身が望んだ事でしょうか?親である自分の単なるエゴではないでしょうか?
出来る子どもを育てて、親の自分が注目されたい、そして褒められたいなどとは考えてないだろうか?
子どもは親を喜ばせるために生まれてきたわけではありません。
親は子どもに選択肢を与えるだけで、子どもの意見は最大限尊重させることが大切。
子どもが本当にやってみたいと思った事であれば、将来その道を極めるスペシャリストになる確率も高いでしょう。
ゲームばかりする子どもへの対応方法とは?
「ゲームを止めて勉強しなさい」は逆効果。ゲームばかりしていると、どうなるかを子どもに理解させることが重要。
ご飯の時間になってもゲームを止めない。だったら、時間通りに食べないとご飯を与えないようにするなど。
内を隠そう、宮本氏もかつてはゲームにハマっていた。
宮本氏も人生で一度だけハマったゲームがは、ファミコンのドラクエだったそうだが、エンディングを迎え、クリアした時ふとこういった事を感じたらしい。
ゲームは所詮ゲームの中だけ。いくらでも経験値を積んで、レベルを上げて、強くなっても、ゲームをクリアしたら何も残らない。
「だったら現実世界で経験値を積んで、強くなった方が面白いのでは?」
それ以来、人生こそが1番おもしろいゲームであるということに気が付いたらしい。
宮本氏はゆとり教育についてどう思うか?
ゆとり教育とは、1番下のさら下にあわせてみんな出来る教育をしている。みんなが出来きる中で100点をとっても、実際は0点と同じようなもの。
理想的な教育とは、出来る子どもに引っ張られて周りの子どもも出来るようになる環境であって、競争の中に生まれる成長のチャンスを大人が奪ってはいけない。
子どもをダメにしているのは親だったりする?
大人からの「頑張ったね」の一言は、子どもからすれば50%の力だとしても、100%だと評価してもらえると味をしめることがある。
そうすると、子どもはいろんな事において、加減をするようになる。結果、周囲からの評価ばかりを気にして、本質は全く成長しない子どもに育ってしまう。
子どもが秘めた可能性
子どもの力は未知数!
- 親が余計な事をしない
- 子どもが没頭するのを邪魔しない
- 子どもを信じる
- ダメだった時に親が支える
それが親というもの。
でも、子育てや教育において、親である自分が何も言わないことが1番難しいことでもある。
そこをグッとこらえて、勉強している時、集中している時は何も言わない。とにかく待つ。子ども自身が自ら成長をしようとしている時かもしれない。
人生とは終わりののない競争
人生はかならず挫折がある。この挫折をこえたらどんな自分になれるのだろうか?。そんな事を考えて挑む姿勢の子どもは成長する。
ハードルを越えた時のご褒美はもっと難しいハードル
学ぶ = 成長 = 楽しい
- 思考力
- 粘り強さ
- 自立心
まとめ
算数塾なのになぜこんなにも進学率が高いのか?それは、算数を教えるのではなく、勉強のやり方そのものを教えているからとのこと。
算数が得意な子どもを育てるのではなく、成長していく自分に喜び、楽しみを感じることが出来る子どもを育てている。
これこそ学ぶという本質だと宮本氏は語っていた。
まだわからないが、将来自分にも子どもが出来て、自分なりの教育方法というものについて考える時が来るかもしれない。その時は、この記事を読み返して、改めるようにしたい。
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