「大学も決まって、さぁ来春から一人暮らしだ!」そんな学生がそろそろ増えてくる時期ですね。そうなると一番最初の試練が「引越し」です。今回は、初めての引越しで後悔したくない人の為の引越し業者選びをご紹介します。
引越し業者見積もりサイト
「大手引越し業者しか受け付けない人」や「親の車派の人」以外は、まず引越し業者見積もりサイトを利用しましょう。
おすすめは、「 LIFULL引越し見積もり」です。大手引越し業者から中小引越し業者まで、約100社の概算見積もり(大体の見積もり)をネットだけでできます。その他に見積もり料金から50%割引きなど嬉しい特典も!
こちらは引越し見積もりシミュレーションであって本契約ではないので、ガンガン利用しましょう。いろんな引越し業者を知る事も失敗しない引っ越しでは重要な事です。
引越し見積もりサイトでの注意点
正確な電話番号は入力しない
これが最も注意する点です。うかつに自分の携帯番号を入力したら最後。三ヶ月は昼夜問わず電話がなりっぱなし。
しっかり対応して「結構です」と言えればいいですが、何十社です。根気と親切心がないと到底無理ですよね。
偉そうに言ってますが、私は誤って入力した側の人間です。これは本当に地獄でした。
朝7時から夜中3時までランダムでかかってきます。留守電にもガンガン入れられます。留守電を再生したせいかはわかりませんが、携帯料金の通話料が倍になってました。
迷惑電話の域でした。個人の統計ですが、「サ○イ」が最もかけてきてました。この時点で私の中で、「サ○イ」は除外です。
ちなみに、ごく稀にワン切りをして実在する番号か確かめてくる業者もいますがこの時点で論外ですよね。
メールアドレスは捨てアド
電話と同じように、メールも何度も何度もしつこく着ます。こちらも丁寧に「わかりましたから」と返信出来ればいいですが、なんたってメールです。相手はクリックして送るだけなので、ポンポン送信してきます。
ですので、登録メールアドレスは、いつでも削除出来る捨てアドにしましょう。捨てアドはYahooメールアドレスやGmailで簡単に取得できます。
備考(その他要望)欄に「見積もりはメールで」と入れる
見積もりフォームで備考欄がある場合は、「終日忙しい為、電話には出られません。見積もりはメールにてお願いします」と入力しましょう。大手引越し業者はプログラムで見積もりをして自動でメール返信をすることが多い傾向です。
しかし、担当がメールも読まずにこのような要望すら聞けない引越し業者は問答無用で除外です。
電話でしか見積もりが出来ないという業者も論外
メールに「お電話が繋がらなかった」「フリーダイアルにかけてきてほしい」など、電話見積もりを押し通そうする傾向が強いのが大手引越し業者です。
メールが送れるならいいじゃないかと言う事で電話強要業者は除外です。私の場合は、「サ○イ」と「ア○ト」がそうでした。
引越し業者を絞る
この時点で、いくつかの有能な引越し業者が絞られてきたと思いまが、ここからが大変です。送られてきた概算見積もりメールの情報を元にさらにふるいにかけます。
料金の比較
なんと言っても引越しは安く抑えたいのが最大の目的。荷物の量、荷物の種類、シーズン、距離、時間帯などで大きく変わってきますので、ボラれないようにしましょう。
対応時間帯
引越しには、時間指定とフリープランがあります。
時間指定とはその名の通り、引越し作業の開始時間を指定できるプランです。忙しい人や早朝や夜だと近所に迷惑がかかると心配な人におすすめです。
フリープランとは指定した日にちであれば、何時でも大丈夫!という方におすすめです。料金も時間指定と比べて安く抑えることも出来ます。
作業員の人数
一人暮らし規模だと作業員は1人か2人だと思いますが、1人と2人では作業スピードが大きく違います。
また、作業員が1人の場合最悪荷物の積み込み積み下ろしを手伝う羽目になることがあります。もちろん多少は手伝うのですが、洗濯機や冷蔵庫を運ぶのを手伝わされてはたまったもんじゃありませんよね。
ちゃんと2人以上、料金が変わらず可能ならば3人は欲しいところです。
トラックの大きさ
一人暮らしなら2tショートか2t標準のどちらかかと思いますが、同じ料金なら必ず2t標準にしましょう。
仮に見積もりの時にすっかり忘れていた物があった場合、2tショートでは乗り切らず追加でトラックを用意することになり、料金が見積もりの倍になることがあります。
あえて、2tショートにして積載量をギリギリにして追加料金をだまし取ろうとする業者もいないとは言い切れません。
これが2t標準で積載量に余裕があると、作業員のご厚意で追加料金なしで詰んでもらえるでしょう。ただし、段ボール1個や自転車など大きな荷物は追加できないと思っておいた方がいいでしょう。
引越し祝いとかありますか?
もうここまできたらとことんゲスになりましょう!最終的に同じような業者が2以上残ってしまったら「何か頂けませんか」と聞いてみるのも大切です。
たまに、洗剤や石鹸などを付けてくれる業者もいます。
こちらから電話をして値切る
2~3社に絞れたら、資料を見ながら今度はこちらから引越し業者に電話をします。
まず一社目は見積もり料金を一番高く出した業者に電話をします。そして聞くとこはこれだけ。
「今、他の引越し業者とも見積もりをしてて、B社は○○○円だったんですが、どうしようか迷ってまして」
「そうですか~ちょっと検討しますので、A社にする場合は本日中にまた電話します」
本当に逃したくないと思う業者なら、競って同額かそれ以下に値下げをしてくれます。もしくは、大まかな時間の指定が出来たり、作業員を3人にしてくれたりします。
次は見積もりが高い順に電話をして、同じように聞きます。
「さっき電話したA社は○○○円まで下げてくれたのですが、B社は○○○が魅力だから迷ってまして」
「そうですか~ちょっと検討しますので、B社にする場合は本日中にまた電話します」
このように営業心にチョチョッと火を付けてやれば、ギリギリで迷っているお客を逃すものかと引越し業者も熱くなってきます。そして、一通り電話をして、各社勝負する値段とサービスが定時されたら最終判断です。
もうここまできたら後は直感です。営業担当の電話応答の質や熱意、ネットのレビュー、今現在の自宅から一番近い所に営業所があるなどで決めます。
安く抑えるなら中小の引越し業者がおすすめ
お気づきかもしれませんが、私は中小の引越し業者をおすすめします。必死で同じ中小のライバル業者と戦っている姿勢が、値段やサービスに出ていると思うからです。
一転して、テレビCMでよく見る大手引越し業者は正直おすすめしません。認知度ばかり上がってサービスの質がそれについていけてないような気がしました。
値切る事前提の私も私ですが、営業担当の「この料金で納得出来ないなら別にいいです」的な対応がちょっと嫌でした。
ただ、エリアによっては大手しか選択肢がない場合もあります。田舎への引越しはサ◯イやア◯トが強いですね。
引越しのピークシーズンを避ける
引越しのピークシーズンは入学・入社が多い1月~5月です。その時期に今回のような値引きをしても対応はしてくれないでしょう。
ちなみに、最も引越しが一番少ないオフシーズンは6月~9月の暑くてジメジメする時期です。ピークシーズン、オフシーズン問わずに休日はいつでも予約で一杯ですので、動ける人は平日にすることをおすすめします。
価格交渉は絶対にすべき
私の経験上、すべての引越し業者は最低価格に1.5倍以上持って見積もりを出しています。一番ひどかったのはサ◯イで、当初20万円ほどの見積もりが11万円にまで下がりました。
つまり、引越しの見積もりでは絶対に価格交渉をする。そして、限界まで値下げをしてもらいましょう。数万円単位で損します。
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