Web業界で何かと話題のバイラルメディア。バイラルメディアとは、簡単に言い換えると、世界中のニュース記事や個人のブログ記事などの画像や動画を見やすくまとめ、FacebookやTwitterなどのSNSでみんなに拡散したくなるようなサイトの事です。
有名なところではBuzzNewsやViRATESなどがあります。
ちなみに、そんなバイラルメディアは、Webクリエイターやアフィリエイターから「パクリサイト」と呼ばれており、どちらかと言うと邪見にされています。誰か作り上げた記事や探し出した画像や動画を意気揚々と転載・公開してますからね。
似たような言葉で「まとめサイト」や「キュレーションサイト」がありますが、微妙に手法や目的が違ってきますが、大枠でくくってしまえば似たようなパクリサイトです。詳細はまた後日。
サイバーエージェントもバイラルメディアを数サイトリリース
あのAmebaの運営元で有名なサイバーエージェントも、多くのバイラルメディアを自社メディアとして公開しています。
- Spotlight
- BUZZHOUSE(閉鎖)
- GAMY
- AmebaCOCO(閉鎖)
- Recolle
- Sharely(閉鎖)
- SELECTY(by.sというキュレーションサイトにリダイレクト)
- EQLAIR(閉鎖)
- オモロウ!(閉鎖)
小さなベンチャー企業や個人アフィリエイターが収益目的でバイラルメディアを量産するのはよく聞く話しですが、サイバーエージェントほどの超大手企業がこれだけのバイラルメディアを公開しているのには驚きました。
そして謎のバイラルメディアクローズラッシュ
サイバーエージェントによるバイラルメディアの量産騒動もほとぼりが冷めたころ、さらなる珍現象が起こっていました。
大量にリリースされたサイバーエージェントのバイラルメディア9サイトのうち「AmebaCOCO」「Sharely」「EQLAIR」の3サイトが、公開からわずか3ヶ月でクローズするというのです。
同業社(者)から散々避難されたあげくのサイバーエージェント上層部の判断でしょうか。それとも、バイラルメディアによる収益が、一流企業の社員コストに見合わないと気付いたのでしょうか。
どちらにしても真相はサイバーエージェントにしか分かりません。
とはいっても、サイバーエージェントが運営しているバイラルメディアはまだ数サイト残っています。削った人員を残りのバイラルメディアに投入し、さらなる「パクリ」を加速させるに違いありません。
パクリが酷すぎて諦めの声も
そんな中、プロブロガーのイケダハヤト氏はこう言い放ちました。
バイラルメディアの画像転載・パクリ/パクられとか気にしているのは古い人だと思います。もう「そういうもの」になってると諦めるしかないかと。その上で、何をするかを考える方が生産的。 http://t.co/YcfmAa4YYD
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 8月 27
さすがです。パクられ炎上し続けて来たプロブロガーは落ち着きが違います。
まとめ
いくら「これはパクリだ」とか「著作権侵害だ」とか声を荒げても、所詮我々は第三者。セクハラや痴漢と同じで、被害者が訴えない限りバイラルメディア運営者によるパクリ行為はなくなりません。
そしてもし自分のコンテンツがこれらのバイラルメディアに無断転載されていたら、面倒ですが運営者へ問い合わせて削除依頼をする。
ゴタゴタ言うようであれば証拠を集めてGoogleに申告する。それでもダメなら コーラック 出るとこ出てもいいかもしれません。費用は掛かりますが、絶対に勝てます。
ちなみに、Webサイトのパクリや無断転載は著作権法119条に該当し、最も多い刑で懲役10年以下、罰金1000万円以下となっています。本気になれば、そこら辺のバイラルメディアなら簡単に潰せます。
お金に余裕があるプロブロガーやアフィリエイターの方々は、是非一度法的処置をお試しになってはどうでしょうか?横暴するパクリ歴史に名を刻むことができるでしょう!期待しています!
記事のコメント
バイラルメディアでまともなのはnetgeekだけ