浮気をしている人物が、浮気相手と連絡を取る手段としてよく用いられるのがメールやLINE。このようなメッセージ機能を持ったツールを用いて、こっそりと連絡を取り合っているはずです。
ただ、隠そうとすればするほど、このメールやLINEから浮気がバレてしまうのも事実。不倫相手などとやり取りをしている以上、その全ての形跡を排除することはほぼ不可能なのです。
確たる証拠は掴めなかったとしても、状況証拠を積み上げることは可能。どのような点に着目してメールやLINEをチェックしていけばいいのかを考えてみたいと思います。
削除した形跡があった場合にはほぼ確定
メールやLINEで浮気や不倫の証拠を掴むためには、赤裸々なやり取りがそこになければいけません。愛の言葉を交わし合っている、イチャイチャしている姿が写っている、不貞行為があった事実を明確に言葉にしているなど、それらを見つけることができれば、それだけで十分な証拠となるでしょう。
ただ、そううまくはいきません。浮気をしている側は、本来のパートナーにそれがバレないよう何かしらの対策を立てているもの。その対策の中で最も簡単にできてしまうのが、メールやLINEによるやり取りの削除。
削除したかどうか分かりづらいツールもありますが、それがわかってしまうツールもあります。
例えばLINE。トークリストには名前があるにもかかわらず、その人とのトークが残っていない。これは削除した可能性大。あるいは、会話のラリーとして不自然なところがあれば、一部のトークのみを削除しているとみられ、この場合も浮気や不倫をしている相手とのやり取りであると考えられるでしょう。
削除の痕跡があれば、浮気や不倫はほぼ確定。特定の人とのトークやメールのみ削除されていたのであれば、「容量を軽くしたかったから」という言い訳も通じません。
自分への報告や連絡と辻褄が合わない
パートナーが誰かにメールやLINEでのメッセージを送っており、その内容を見た時、自分にしていた報告や連絡などと辻褄が合わなかった場合、その裏には何か隠されているのかもしれません。
わかりやすい例を挙げると、自分に対しては「週末も仕事がある」と言っていたのに、メールやLINEを覗き見てみると、「週末は楽しかったね」などといった内容を送っているケース。
そのやり取りには直接浮気や不倫に関係した内容が含まれていなかったとしても、このようなケースに遭遇すれば疑わないわけにはいかないでしょう。
自分に対しては「新しいネクタイを買った」と言っていたのに、メールやLINEでは、「新しいネクタイを買ってもらった」と表現していれば、これも辻褄が合いません。
このような矛盾は、何も浮気相手とのやり取りのみに出てくるものではない点も重要。上の例で言えば、自分に言っていたことと友人や同僚に対して言っていたことに矛盾があると考えられるので、ここから第三者、つまり浮気相手の存在が浮かび上がってくるわけです。
パートナーのメールやLINEを注意深くチェックしてみましょう。直接的で確実な証拠のみを掴もうとしていては、このような些細な証拠を見逃してしまうかもしれません。些細な証拠も、それを積み上げれば確実な証拠になり得るのです。
後でどのようなものが証拠として大きな役割を果たすのかはわかりませんから、少しでも「おかしい」、「怪しい」と感じたら、それを記録として残しておきましょう。
絵文字や顔文字の使い方や言葉遣いが変わった
パートナーと浮気相手がやり取りしているメールやLINEの内容を見ることができればいいですが、それが叶わない場合、パートナーと自分とのやり取りで怪しい部分をチェックできるようにしておきましょう。
昔と比べて絵文字や顔文字の頻出度合いが明らかに増えてきた場合、少し怪しんだ方がいいかもしれません。浮気相手の影響でそうなっている可能性があるからです。
言葉遣いの変化にも注目。今までほとんど、あるいは全く使用しなかった言葉を使い出したら、これも浮気の可能性が浮上してきます。不倫相手の言葉遣いに感化されてそうなっていることを疑わなければいけません。
LINEの場合はスタンプにも注目したいところ。これも誰かの影響を受けやすい部分。スタンプの使い方や使用頻度が変わったり、スタンプのバリエーションが増えた時も浮気を疑うべきでしょう。
細かいところで言えば、改行が増えたり、語尾が変わったり、「!」や「?」の使用頻度が変わったりなども、誰かの影響を受けたと考えることができます。
浮気の確かな証拠となるわけではないものの、「浮気をしているかもしれない」と疑う十分なきっかけとはなるでしょう。
登録されている名前にも注目
パートナーが浮気相手を携帯電話などに登録する時、あるいは、メールやLINEなどの相手として登録する時、わざわざ浮気相手だとわかる形では登録しないでしょう。しかし逆に、その名前に注目することで、浮気や不倫の相手をある程度絞り込むことができるかもしれません。
浮気相手とやり取りしているとバレたくないという心理が働き、必ず下の名前のみで登録することは回避します。苗字のみでの登録となるでしょう。
また、パートナーが登録している人の名前の中に、自分とパートナーとのこれまでの会話で一切登場していない人を発見できれば、その人はマークの対象となります。頻繁にやり取りをしているとなれば、内容はどうあれ余計に怪しいでしょう。
個人名で登録しているとも限りません。お店の名前、企業名、役職、こうしたもので登録していることも。同じように、一切聞いたことがないネーミングで登録してある「もの」を見つけたら、それもしっかりとマークしておきましょう。
もしパートナーのメールやLINEの内容が見られるようであれば、登録されている名前とその内容を照らし合わせてみてください。登録名とやり取り内で呼び方が異なっていたり、登録名とやり取りの内容が釣り合っていなければ、そこにはもう怪しさしかありません。
登録名のみならず、本文など他の要素と絡め合わせることで浮気や不倫の気配を感じることができます。是非、チェックしてみてください。
知っておきたいメールやLINEチェックのご法度
パートナーの浮気を疑い、メールやLINEをチェックすること、これは是非やってもらいたいこと。しかし、こうした行動を起こす上で注意しておきたいこともあります。
メールやLINEの未読のメッセージには手をつけないことです。
気になる気持ちはわかります。新しいメールやメッセージの内容をチェックし、浮気や不倫をしていないかどうかをいち早く確認したいのは当たり前のこと。しかし、未読のメッセージを読めば、浮気を疑われていることにパートナーが気付いてしまうでしょう。そうなれば、メールやLINEのチェックはより困難なものとなってしまうはず。
LINEなどのやり取りの内容は、それをいくつも積み上げることで証拠として成り立っていくもの。途中でチェックができなくなれば、今までの努力も水の泡。
一度開封したメールなどを未読にする機能もありますが、既読したことが発信者に伝わる機能を持つツールを使用している場合は、後にバレてしまうことも考えられます。
深追いはせずに証拠を淡々と集める。そんな意識を忘れずにチェックしていきましょう。
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