探偵事務所に浮気調査を依頼すると、当然ですが、一般人にとってはすぐに用意できないほどの調査費用がかかってしまいます。この調査費用は、主に調査期間によって決定します。つまり、調査が長引けば長引くほど費用が高くなるのです。
浮気や不倫をしている証拠は掴んでもらいたい、でも、できるだけ短い期間で調査を終わらせて欲しい、そのためにはどうすればいいのでしょうか。平均的な浮気調査の期間などと一緒に考えていきたいと思います。
浮気調査に必要な期間は1か月ほど
浮気調査を探偵事務所に依頼した場合の調査期間ですが、短いケースだと数日間で終了することもあります。長いと数か月間にも及びますが、平均すると大体1か月前後となるのではないでしょうか。
知っておきたいことは、この1か月間、毎日調査を行っているとは限らないという点。調査スタッフが実際に現場に足を運び尾行などを行う日数は、この1か月間のうち4、5回にとどまることも珍しくはないのです。もちろん、30日間ずっと調査を行うケースもあるでしょう。
同じ調査期間であっても、実際に調査を行う回数に違いがあれば、当然それにかかる調査費用も異なってきます。あくまでも時間軸で考えた場合には、どの浮気調査も1か月前後はかかる、そう思っておくべきなのかもしれません。
例えば、浮気をする曜日が決まっており、その情報を事前に掴んでいれば、それ以外の曜日に尾行を行う必要はありませんよね。このケースだと基本的には週に1度の調査で間に合うので、調査期間は1か月間かかったとしても調査日数そのものは4日程度となり、調査費用もその分のみを支払えばいいことになります。
実際にやってみないとわからないのも浮気調査というもの。この1か月前後という期間は頭の片隅に置いておく程度にとどめておいた方がいいのかもしれません。
調査後の目的によって変わる浮気調査期間
浮気調査を実施してもらった後、どのような行動に出ようと思っていますか?調査後の目的、これによっても浮気調査にかかる期間は変わってくるのです。
浮気をしているかどうか、ただそれだけを知りたいのであれば、1日で浮気調査を終了させられるかもしれません。浮気相手と路上でキスをしている写真やホテルに一緒に入る映像があれば、それだけで浮気をしていると確信することは可能でしょう。タイミングが合えば1日でその写真や映像を押さえることも難しくはないはずです。
もし離婚裁判を起こし慰謝料まで請求することを目的としているのであれば、それこそ1か月から数カ月程度の調査期間が必要となります。ホテルに一緒に入っていく写真や映像を撮ることは1日でもできますが、裁判によって離婚や慰謝料を認めてもらうためには何度も浮気をしている証拠を提示しなければならないため、そうした写真や映像を繰り返し撮影する必要が出てきてしまうのです。
毎日浮気をしている人は少ないはず。複数の証拠を揃えるためには異なる時期に現場を押さえなければならず、結果的に調査の長期化を避けることは難しくなるでしょう。となれば、どうしても調査期間が1か月を超えてしまう、これはしょうがないことであるとともに、覚悟しておかなければならないことでもあるのかもしれません。
浮気調査期間を左右するその他の要素とは
調査後の目的の他にも、浮気調査期間を左右する大事な要素がいくつかあるので覚えておきましょう。
パートナーや浮気相手に関する情報、これの質や量によっても調査期間が異なってきます。浮気調査の依頼をする際にはこうした情報を探偵事務所に提出すると思いますが、調査スタッフはパートナーや浮気相手とは全く面識がないわけですから、その情報だけを頼りに調査を行うしかありません。もし情報が乏しければ浮気調査ははかどらず、結果、調査期間がどんどんと伸びてしまい、それが調査費用として自分に跳ね返ってきてしまうでしょう。
この情報に関しては後でさらに詳しく説明しますが、浮気調査にかかる期間を大幅に短縮させるために必要不可欠な要素であることは頭に入れておいてください。
そして、探偵事務所の調査能力、これも浮気調査期間に大きな影響を与える要素であると覚えておきましょう。当然です、能力のない探偵が証拠を素早く掴めるわけがありません。
依頼する前はなかなか見極めるのが難しいポイントではありますが、焦ることなく落ち着いて探偵事務所を選別すれば、調査能力の高いところを選び出すことができ、結果的に調査期間を短縮させることにつながると考えられます。
これらの要素は多くの人が思っている以上に調査期間に影響を及ぼします。依頼前に徹底して情報を集め、整理し、それから契約を結ぶよう心がけましょう。
できるだけ短い期間で証拠を得るコツ
可能な限り短い期間でパートナーの浮気や不倫の証拠を入手してもらうには、上で紹介した「情報」が必要となります。これは、浮気調査を依頼する人が集められる情報であり、これの質や量によって調査に要する期間が全く変わってきてしまいます。
パートナーはタイミングを見計らって浮気をしているはず。そのタイミングをあらゆる要素から炙り出しておくと、これが大きな情報となり、浮気調査の期間短縮にも役立ってくれるはずです。いつ浮気をしているのか、どこで不倫相手と会っているのか、行動パターンやメールなどの内容からそれらを掴んでおくことで探偵事務所の調査スタッフは的を絞りやすくなります。的が絞れればあとは写真や映像として残すだけですから、これほど楽なことはありません。
浮気相手の情報もある程度抑えておくことで慰謝料請求をするのに必要となる証拠も得やすくなり、トータルの調査期間も大幅に減らすことができるでしょう。
また、前述した調査後の目的、これも明確にしておいてください。あらかじめ目的がはっきりとしていれば、それに必要な調査だけをすればよく、調査対象や証拠の量なども整理しやすくなります。
こうした情報集めや目的の明確化には、少し時間がかかってしまうかもしれません。しかし、それによって調査期間を短くすることができれば調査費用の節約にもなるため、結果的には自分の負担を大きく減らすことにつながるでしょう。
冷静で計画的な行動こそ重要です
浮気をされればなかなか冷静ではいられませんし、不倫をされたと疑えばすぐにその証拠を掴みたくもなるでしょう。それでも、冷静になることです。冷静になれば、調査後の目的も落ち着いて考えることができますし、情報集めも不備なく行うことができるはず。それが全て調査期間の短縮に直結します。
また、浮気調査を探偵事務所に依頼しようと考えた時点で、最終的なゴールを見据えて計画しておくことも重要です。この計画作りが冷静さを取り戻してくれるとともに、必要な要素が何なのかを一つずつ明確にしてくれます。
探偵事務所に依頼をすれば調査は行ってくれますが、必ず証拠を掴んでくれるとは限りません。証拠が掴めるかどうかや、それをどれだけ早く掴んでくれるかは、全て自分の行動次第なのです。100%探偵任せにするという考え方は控えておきましょう。冷静さと慎重さ、先を見据える意識を保っておくこと、これこそが、最短で証拠を入手してもらう最大のコツとなるのかもしれません。
記事のコメント