サーチコンソールのリンクを確認したら大量のスパムリンクが付いていたので、リンク否認を行うことにしました。ただ、1ページに100サイト以上のスパムリンクが付いているため、1つずつコピペでやるのもかなり面倒。
そこで、一気にまとめてリンク否認を行う方法をご紹介します。
スパムリンクが大量に付いていた
サーチコンソールを確認したら11サイトから合計2795個のリンクが…
上位のサイトには1433個ものリンクが付けられている…
被リンクのほとんどが英語のサイトで、エラーページ、ドメイン期限切れ、ヤバそうなサイトからのリンクだった。
リンク否認について
リンク否認を行う前に、そもそもリンク否認とはどういったものなのかを確認しました。Google公式とSEOラボの記事を参考にしました。
対象のサイトをサーチコンソールに登録してあれば、以下からリンク否認が行えます。
なお、サーチコンソールにドメインプロパティ(DNSレコード)で登録したサイトはリンク否認が利用できないので注意。
アップロードする否認リストファイルを準備する
否認リストファイルは「.txt」形式のファイルで作成します。ファイル名は適当でOK。なので、「10plate_20230711_DisavowLinks.txt」としました。
アップロードする否認リストファイルの表記方法は以下のような感じ。
#これでコメントなど記入可能
#ページ単位はURLを記入
http://kusodome.com/kuso-link01.html
http://kusodome.com/kuso-link02.html
#ドメインレベルであれば「domain:」を先頭に記述
domain:kusodome.com
リンク否認は基本的にドメインレベルで行いました。低品質のリンクを掲載するサイトはドメインレベルで否認した方が効率的だと考えたからです。
ただし、記事が削除されていたりする場合はページ単位で否認した方が良いかもしれません。
外部リンクの確認方法
サーチコンソールの「リンク」→「外部リンク」から外部リンク一覧が確認可能。否認するリンクをコピーして、否認リストファイルに貼り付けていきます。
どういったリンクが付いているか目視で確認しながら、海外のサイト、アクセスすると警告が出るサイト、低品質っぽいサイト、表示が遅い、表示されないといったサイトは否認しました。
肌感では「.com」「.jp」「.net」以外の日本国内では見慣れないドメイン、例えば以下のようなドメインは基本的にスパムリンクでした。
- .ch
- .uk
- .bo
- .au
- .br
- .ru
あとは、最近アップロードしたばかりの記事なのに大量のリンクが付いている場合も。これはbotによる自動スパムと思われるのでノールックで否認。
ただし、そこそこ古い記事、軽く炎上した記事などは、スパムかナチュラルかの判断が難しいので、1個ずつ確認しました。
目視ではなくデータで慎重にリンクチェックしたいなら「aguse」のブラックリストチェックをすると良いかもしれません。
ただ、月間10万PV行かないような弱小サイトは、そもそもナチュラルリンクなんてほとんど付かないので、そこまで慎重になる必要はないかと思います。
否認するドメインが大量にある場合のやり方
少数であればURLをクリップボードにコピーで対応できますが、100個単位で否認したいドメインがある場合は否認リストファイルに記載する作業がかなり面倒ですよね。そういった場合、サクッとやる方法が以下。
- 右上の「エクスポート」からCSVなどでドメイン一覧を取得
- ドメイン一覧のみをコピーして、「行頭行末文字追加」ツールに貼り付け、行頭に「domain:」を追加
- 全ページ分の否認したいドメインを否認リストファイルに記述していく
- 最後にエクセルの「重複を検索して削除」で重複するドメインを削除する
エクセルの「重複を検索して削除」は以下の手順で行えます。
- 重複チェックを行いたいセルを選択して、タブの「ホーム」→スタイルの「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「重複する値」→「OK」
- タブの「データ」→データツールの「重複の削除」→「OK」
重複するドメインを削ったら、リンク否認ツールにアップロードします。
リンク否認で注意すること
リンク否認は、Googleに対して特例で指示を追加するということなので、リンク否認を行う行為自体にデメリットがあると考えられます。
ですので「否認したいリンクが及ぼす影響」と「リンク否認を行うリスク」を天秤にかけて判断した方が良いかもしれません。
むしろ、数える程度の悪質なリンクなら無視してもいいでしょう。あとは、まとめサイトやツイログのような一見すると低品質のリンクもわざわざ否認する必要はないと考えます。
以前は、リンクがズラッと記載された「リストページ」も低品質のリンクと言われていましたが、日本語サイトで、しっかり運営されているのであれば、貴重な被リンクとして評価されている可能性もあります。
また、メインドメインがエラーでもサブドメインでリンク記事がアップされている場合もあるので、「.jp」といったドメインは詳細もチェックすることを推奨します。
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