せっかく介護士として正社員になっても、さまざまな理由から転職を考える人が多いようです。
実際問題、介護士の離職率は高く、様々な業種の中でも上位にきます。データによると、3年以内には退職して別の仕事に就くケースが多いようです。
介護の仕事を辞めたいと感じた時
「どんな時に介護士の仕事を辞めたいと考えたか?」現役介護士80名に対して調査を行ったところ、その結果が次の通りです。
- 人間関係・・・42人
- 給料が低い・・・23人
- 体力的につらい・・・10人
- その他・・・5人
その他の中には「入居者との相性が悪い」といった意外な回答もありました。
職場が変わるとどうでしょう?
調査結果を見ると、仕事の内容的な問題は少ないように見えます。
特に一番多い人間関係についても職場を変える事で解決できるような悩みに見えます。
同じ仕事内容でも職場を変える事で給料がアップする事も!
介護施設によっては給料は違います。給料に関係してくるシフトの内容や優遇についても、今よりもっと良い施設があるかもしれません。
介護士の平均月収である150,000円~170,000円は、業界全体でみても低いほうです。さらには給料が勤続年数による変動が見込めないこともあり、離職率が高い要因になっています。
体力的に辛いも職場を変える事で解決出来る?
体力的な問題についても、今の施設の設備によるものかも知れません。
聞いた話では、とある施設では、使われているエレベータが小さく、車椅子が2台入ると人が入るスペースが無いそうです。
その為、介護士はエレベータに乗れず階段で先回りをする必要があるようです。
これは一例ですが、同じ施設で働いていると、それが当たり前になり、意外と体力を使ってしまい、結果的に介護は体力的に辛い仕事として感じてしまうケースがあります。
設備が整った施設であれば、介護士の事も考慮され、エレベータの作りはもちろんの事、電動のリクライニングベッドなど、介護士の負担を減らすための設備が導入されています。
この事を考えると、初めての職種へ就くよりも、同じ職種でも良い環境へ行く方が魅力を感じませんか?
介護士のスキルを捨てないで下さい!
これからは3人に1人が高齢者となります。そうすると介護士の需要もますます高くなります。
介護士もスキルが必要です。これまでのスキルを捨ててしまうのではなく、施設を変える選択をしてみるのはどうでしょうか?
介護士派遣という選択もあります
気持ちの負担を減らすために、正社員としてでは無く、派遣社員として介護士をするのはどうでしょうか?
派遣社員とする事で、施設との相性が悪ければすぐに他の施設へ移る事も考えられます。
その時は、面倒と感じる様々な手続きを、派遣会社代わりに行ってくれるので問題無く、次の施設で働けます。
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