保育士派遣会社のマージン率を徹底調査!公開義務を果たしている企業は?

保育士派遣会社のマージン率を徹底調査!公開義務を果たしている企業は?

派遣社員として働く保育士さんの中には「マージン率」という数値が気になる方もいらっしゃると思います。

私自身も、長く派遣社員として働いていますが、最近ちょっと気になったので調べてみました。

そこで今回は、保育士派遣会社のマージン率について独自調査した結果を公開しちゃいます!

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派遣のマージン率とは?

そもそもマージン率の「マージン」とは「余白」という意味で、派遣業界においては派遣料金から派遣社員の給料を引いた分の差金、つまり派遣会社の取り分を意味します。

派遣のマージン率とは?

派遣社員が働くことによって、派遣会社の売り上げにつながっている。これが人材派遣業界の仕組みなんです。

保育士派遣のマージン率は平均33%

一般社団法人日本人材派遣協会(JASSA)が、マージン率を公開している643社を対象に行った調査によれば、保育業界の平均マージン率は33%という結果になりました。

ちなみに、派遣業界全体の平均マージン率は30.6%とのことなので、他の業種よりも保育士派遣の方がマージン率がやや高いということが分かりました。

保育士派遣のマージン率は平均33%

保育士派遣の時給1200円だと派遣会社のマージンは約600円

保育士派遣のマージン率は平均33%なので、仮に派遣社員が時給1200円だとすると、派遣料金は1800円で、派遣会社へのマージンは約600円という計算ができます。

派遣料金1800円 / 時間
派遣社員の給料(67%)約1200円 / 時間
派遣会社のマージン(33%)約600円 / 時間

月給で考えると、1ヶ月の派遣料金が月30万円なら、派遣社員の給料は月20万円ほどで、派遣会社は月10万円ほどのマージンが入っているということに…。

実際に働いているのは私たち派遣社員なのに、派遣会社は何もしないで月10万円の取り分?ちょっとおかしくない?

そう思ったのは私だけじゃないと思います。まさに「マージン=派遣社員からの搾取」のようだと怒り心頭。ちょっと保育士派遣を辞めたくなりました。

でも間違いでした。私の認識が甘かったんです。

マージンの使い道は、ほとんどが必要経費

「派遣社員からの搾取」と思われがちなマージンですが、そのまま派遣会社の儲けになるわけじゃありません

マージンからは、私たち派遣スタッフが働く上で必要な経費が差し引かれているんです。

マージンから差し引かれる費用

  • 雇用主として負担する健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険などの社会保険料
  • 派遣社員の健康診断費用、有給休暇、慶弔休暇、その他手当
  • 派遣社員の教育研修、スキルアップにかかる費用
  • 派遣社員を募集するための広告宣伝費
  • 派遣会社で働く人件費、オフィス賃料などの運営費など

これら全てが必要経費として差し引かれ、残ったわずかな金額が派遣会社の利益となるんです。派遣会社の利益は派遣料金の3%ほどと言われています。

マージンの使い道は、ほとんどが必要経費

ですので正しくは、派遣料金が月30万円なら、派遣社員の給料は社員の月20万円ほど、必要経費は月9万円ほどで、派遣会社の儲けは月1万円ほど、ということになります。

つまり、派遣会社の取り分は意外と少ないということなんですね。搾取なんて言ってごめんなさい。

マージン率が低い=優良企業という誤解

派遣会社のマージン率が低いということは、その分、派遣社員の給料に還元しているということになります。

一見すると「低マージン率」は聞こえの良い宣伝文句ですが、実際、マージン率が低い派遣会社は経営を切り詰めているというケースが多いそうです。

例えば、派遣社員の社会保険一部未加入、交通費は自腹、有給休暇なし、健康診断は自費などなど。いくら給料が高くても、福利厚生がダメダメでは意味がありません。

つまり、低マージン率を売りにしている派遣会社は逆に注意が必要ということです。

派遣会社のおかげで、私たち派遣スタッフが安心して働けている。その逆もしかり。派遣スタッフが働いているから、派遣会社の経営が安定している。

お互いが持ちつ持たれつ、丁度良いバランスで運営している派遣会社が本当の優良企業と言えるのではないでしょうか。

マージン率を公開していない企業

先ほどの平均マージン率の解説で「マージン率を公開している643社」と言いましたが、世の中にはマージン率を公開している派遣会社と、マージン率を一切公開していない派遣会社の2通りがあります。

派遣会社のマージン率は、各種法令により自社ホームページ上で常時公開することが義務付けられています。つまり、マージン率を一切公開していない派遣会社は法令違反をしているということ。

ただ、マージン率を公開しないことに対する罰則がないため、7割以上の派遣会社がマージン率を非公開にしているのが今の現状

極めつけは、厚生労働省が行う「優良派遣事業者認定制度」で認定を受けた派遣会社のなかにも、マージン率を公開していない企業が紛れているとか…。

バリューネームに惑わされてはいけません。マージン率をしっかりと公開しているということも、優良派遣会社を見抜くひとつの目安でしょう。

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その後、片っ端から調べたところ、保育士派遣会社のほとんどがマージン率を公開していませんでした。あの有名なサイトも非公開でした。

そんな中、唯一「ほいく畑」を運営するニッソーネットだけがマージン率を公開していました。

ニッソーネットのマージン率は支店によって異なり平均すると34.7%です。

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文字が小さくて読みにくいですが、マージン率の内訳もちゃんと公開しており、法定福利費(社会保険料・雇用保険料・労災保険料等)、募集広告費、業務管理費、教育研修費、事業運営費などに使われています。利益はわずか2.9%のみ。

ここまで明確に数字を出せるということは、真面目に経営されているという証。

業界平均のマージン率が33%なので、1.7%ほど高い数値にはなりますが、その分、ニッソーネットには時給1400円のお仕事も豊富にあるので、さほど給料の心配はいらないでしょう。

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なにより、ちゃんとマージン率を公開しているという信頼感が絶大。マージン率も適正で安心できますね。

保育士派遣のマージン率という観点からだと、ニッソーネットが運営する「ほいく畑」がおすすめです!

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この記事を書いた人
かすみん

聖徳大学短期保育科卒 / 都内の保育園で保育士してます( ^ω^ ) 毎週末は居酒屋ハシゴ、唐揚げあればハイボール何杯でもイケる!

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